平成27年第4回昇段審査会免状伝達式
さる12月12日(土)、錬心舘総本山にて、先日開催された平成27年第4回昇段審査会の免状伝達式が行われました。
錬心舘総本山宗家 保巖 先生より、鹿屋東部支部長・児玉が、錬士五段の免状を賜りました。
御講話の中で、錬心舘総本山に植わっている山桜の話を拝聴いたしました。
「総本山に植えられている山桜は、何十年をかけておおいなる大地に根を張ってきた。
小さな子供が空手を通して成長するように、総本山の養分を吸い上げて成長してきた。
温暖な春の日、開祖宗家 保 勇 先生によって植えられた満開に咲く山桜の花は、錬心舘の守護神として、一門を温かく包み込んでくれる。」
親鸞聖人は「慶ばしいかな、心を弘誓の仏地に樹て、念を難思の法海に流す」と説いています。心を「仏地」=仏の大地に置くことを、求道者の最高の型と考えました。
「仏地に樹つ」の「たつ」に樹木の「樹」という漢字を使用したのは、まさに樹木がしっかりと根を張り、どんな大風にもビクともしない、そんな確かな境地を表しています。
錬心舘総本山の山桜は、日々訪れるわれわれ空手修行者の心得を、その威容を以って語らずとも伝えてくれています。