8種類のスポーツメンタルトレーニング方法・その①
≪8種類のスポーツメンタルトレーニング方法①≫
□参考文献
http://www.budosuki.com/category56/entry320.html
8種類のスポーツメンタルトレーニング方法を勉強させていただいております。
実力はある選手なのに、大会や試合で良い結果が出せない。
そうした選手は、スポーツメンタルトレーニングを行うことが相応しいと言えます。
この文献は、①目標設定、②リラクゼーション、③イメージトレーニング、④集中力、⑤プラス思考、⑥セルフトーク、⑦試合に対する心理的準備、⑧コミュニケーションの8種類に分類し、説明を加えています。
私自身の忘備録も兼ねて、若干の私見を交えて、掲載してゆきたいと思います。
主に、空手における型の効用に関連して引用していきたいと思います。
■目標設定
目標設定は、選手のやる気を起こすことを目的としたトレーニング法になります。
自分はどんな選手になりたいのか?自分の憧れの選手は誰なのか?
様々な目標を設定し、そこにたどり着くまでのイメージを明確にしてゆきます。
自分の中で、「これならできそう!!!」という前向きな思考のベクトルに持っていくことが肝要です。
ただ、がむしゃらに頑張るだけでは、終わりが見えてこないので、モチベーションの低下に繋がります。
確実な目標を定めることでモチベーションの維持や向上に役立たせることができます。
確かに、無理難題を克服するのも、武道競技・スポーツ競技をする上では必要な時があるのですが、それよりも実現可能なイメージを目標に定めた方が、確実な効果が期待できますので、ハードルを自分に見合ったところに設定するのが大事なことです。
錬心舘空手道は、入門してから、10級~1級・初段・弐段・参段・四段・五段と、それぞれのステージで受験の内容が異なります。
細かく自分の目標を設定することで、無理なく生涯武道として、空手の修錬をすることが可能となります。
20代には20代の、30代には30代の、50代には50代の空手の修錬があります。
昨日の自分より今日の自分、昨年の自分より今年の自分、単なる他人との比較ではなくて、終わりなき自己完成の道としての空手「道」が、錬心舘の醍醐味と言えます。
たんなる強さを求める格闘技=他人との比較では、生きとし生けるもの、必ず限界は訪れます。
達人は、「型を忘れた空手道の命は、夏の蝉の命のようにはかない」と言われます。
空手道の型の有用性は、まずもって、スポーツ科学においても「目標設定」という意味で、科学的に合理性を以って説明できると思います。
(続く)