空手を始める人のために~修行の心得~
http://budo.livedoor.biz/archives/16602490.html
より引用
≪空手を始める人のために【修行の心得】≫
「強くなりたい。」
男なら、誰でも一度は思うことだと思います。
強くなるために空手を習う。端的に言うと、「ケンカに強くなりたい」ということだと思います。
私自身も、空手に興味を持ち、空手の修行を始めたのも、動機は「ケンカに強くなりたい」という、ごくごく単純なものでした。
でも、空手を修行する動機は人それぞれですよね。
「ケンカに強くなりたい」「体を強くしたい」「精神を鍛えたい」「運動不足を解消したい」など、性別や年齢によって、様々です。
せっかくこれから空手を始めたい、と決意したあなたです。
できれば、ずっと長く空手を続けて、心身ともに強い自分になり、学校生活や社会生活に役立てていけるようにならなければ、空手を始める意味がなくなると思います。
知っていますか?
空手を止めるタイミングは、意外にも黒帯を取ってしばらくした人が多いということを。
これは、黒帯を取ることだけを目標に頑張った後、いざ黒帯を手にしてしまうと、満足してしまい、モチベーションが下がって、空手に対する情熱が薄れるためだと思います。
私自身の体験からも言えるのですが、黒帯を取ると、妙に満足してしまい、稽古に熱が入らなくなってしまったり、「俺は空手の黒帯なんだぞ」と、変な慢心が芽生えてしまうんです。
もったいないですよね。せっかく空手を習っているのに。せっかく自分を強くしようと頑張ってきたのに。
空手の修行は、ある意味では極めてストイックであり、厳しいものです。
でも、せっかく空手を習うのですから、長く、しかも楽しんで空手を続けるために、私が考える「空手修行の心構え」を何回かに分けて述べていきたいと思います。
最初に断っておきますが、私は空手の先生でも何でもなく、単に空手修行の末席を汚した一練習生としての意見になります。先生が言うような事は言えませんが、あなたと同じ練習生としての視線で、私なりの心構えを述べます。