第46回全国大会(大会の反省)
去る7月24日(日)に、東広島にて開催された第46回少林寺流全国空手道選手権大会へ参加しました。
小学生高学年の部に1名、組手高校男子軽量級の部に1名参加させていただきました。
今後に向けて、大会の反省をしたいと思います。
■型出場Aさん
型部門においては、出場選手全体のレベルが年々上がっている気がしました。
トーナメントを勝ち進んでいる選手の特徴として、ひとつひとつの技が、身体に染み込むほどに良く錬り込まれている。
ルーチーンワークという言葉があるように、反復練習の数が、試合結果に比例してゆきます。
突き、蹴りが、仮想敵と闘っているかのごとく繰り出されているかのようです。
今後の課題としては、日々の稽古において、真剣に、真面目に取り組んでゆくということ。
周りの選手の練習態度に、惑わされることなく、臆することなく、自分のスピードで成長してゆくということ。
体格に負けないスピードとチカラ、技術を磨いていただきたいと思います。
■組手出場Bさん
高校生らしく、素直なハツラツとした、思い切りの良い好試合が多かったように思います。
勝ちを意識した組手よりも、基本に忠実に、練習通りのモチベーションで臨んだ選手が、結果的に勝ち残ってゆきました。
武道の極意は、いかに自分が、恐れることなく、驚くことなく、迷うことなく、疑うことなく、戦いを遂行できるかにあります。
今後の稽古では、そうしたメンタルな部分と負けないクレバーさのバランスがとれた組手を目指してゆきたいものです。
そのために、
メンタルな部分は、型の稽古を重点的に実施することで克服してゆきたいと思います。
型の稽古は、地味で辛い稽古なので、組手が主体の選手は、ミット蹴りや筋トレに逃げてしまいがちです。
道場内において、逃げの心理で常態的に稽古することは、選手の成長に消極的な影響を及ぼします。
型稽古における空手特有の動きで、空手に必要な筋肉を鍛え、空手に適した身体にシェイプアップを図りたいものです。
また、組手試合の策を練って、計算された試合運びを行うという戦略的な面も欠かせません。
それには、指導者との綿密な打ち合わせ、過去の経験談を聞いたり、客観的な自分を見てもらうことが必要です。
「人は驕れば、その身を滅ぼす」と言います。
再び初心に戻った気持ちで、捲土重来、チャレンジしていただきたいと思います。