「試合・実戦を制する 空手自由組手」(田畑和美・著)
http://blogs.yahoo.co.jp/marufujibunko2015/27053491.html
より引用
昭和58年10月15日発行 ナツメ社
内容は『試合を制する技の使い方』の中で、「ラセン手刀」として、貫手からのラセン手刀、待ちのラセン手刀、背刀打ちからのラセン手刀、「高度な蹴り」として後ろ回し蹴り、はさみ蹴り、飛びはさみ蹴りなどが連続写真で収録されている。
アメリカでは田畑師範が紹介してポピュラーな技として知られているが、いずれも実戦的であり、遠心力を利用するために止めることが困難な回転技として、寸止め試合では使用されず、錬心舘の防具付試合ではよく使われたが、その後、回転して振り抜くことで威力が大きいことから、フルコンタクト試合でも認められ使われるようになった。
「ラセン手刀」は「螺旋手刀」とも書くが、少林寺流錬心舘初代宗家・保勇が編み出した技であり、錬心舘では「羅旋手刀」と称する。錬心舘以外にも少林寺流系統の防具付き試合では多用され、顔面ありのフルコンタクトのグローブ試合(極真会館系では禁止)でも「バックハンドブロー」として拳槌や裏拳を回転して使用することがある。
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