型は永遠
【平成10年に開催された、開祖宗家先生の講話より、ご紹介させていただきます】
「空手から型を取り去れば、ただの格闘技にすぎない。
それは夏のセミのように生命の短いものだ。
それに対して型は、永遠の生命をもって流動しながら、常に新しい生命を育んでいく。
つまり、生きた型なんだ。
型あっての組手であり、組手あっての型である。
前車後車の歯車を乗せて進む所に、空手道の生命があるのだから、決して型をおろそかにしてはならない。
型だけに明け暮れていた沖縄の空手界に、それでは発展性がない、組手やるべしと叫んで、日本中にこの空手を広めた私が、今声を大にして、型こそ空手の宝だ!!魂だ!!…と、叫んでいるんだ。
このことを君等は、もっともっと噛みしめて、重く受けとめてもらいたい。」