生意気
『生意気』
魚貝や野菜は新鮮な生が美味しい。
しかし、生の状態では保存が効かず、すぐに腐ってしまう。
その為、焼いたり煮たりなどにする。
また、保存用に塩や酢などを使う。
生の食品は誰かの手によって加工されるから日持ちする。
人間も同じこと。
生意気は採れたての状態。
生は新鮮かもしれないが、いつまでも生意気なら腐ってしまい、
臭くて誰も近寄って来ない。
人間の生意気は若い時良いかもしれないが、
食品と同じで他人の手によって加工され、
社会でも通用する人間になる。
生意気の生は「生のまま」なら良いが、永久に生のものはない。
初めは生意気でも良いが、心を修め、人から喜ばれる人間になろう。
中年の生意気はもう腐っているかも。