成功は他人のおかげ
『成功は他人のおかげ』
人は心の奥に、<自分の能力を認めてもらいたい>という承認の欲求があります。
この欲求は、成功するとつい自分の手柄にしたくなり、、反対に、失敗したら何かに責任を転嫁しがちという心理作用として働いてきます。
日本には、「俺が俺がの“我”を捨てて、お陰お陰の“下”で生きよ」
という昔からの教えがあります。
成功した時には、自分のことを誇るのではなく、協力してくれた人たちを前面に押し出しなさいという教えです。
「みなさんのお陰で成功することができました。ありがとうございました」
と、感謝の心で頭を下げます。
失敗した時には、「私のチカラが及ばず、目標を達成することができませんでした」
と、頭を下げるのです。
テレビをはじめ、マスメディアでの表彰やインタビューを見ても、言葉の中に人間性が現れるのがよくわかります。
自分の手柄を誇示するのは、自分を小さく見せるだけで、今後の協力も得られないことを知るべきでしょう。